さてさて、新たなステージに向けた移転も、残すところあと1週間。
新たな事業を始める拠点づくりとして、地域に佇む古い狭小住宅を一棟リノベーション、と夏の終わりに始まったプロジェクトもそろそろ大詰め。
今回の空間づくりを手伝ってくれるのは、前回同様、私たちと同じテンションで「めっちゃいい建物ですね!」と、古きを良きへと楽しんでくれるトリムソウさん。
※トリムソウさんについては文末にてご紹介します!
いろいろあったリノベーションもあと少し
文字と行の新しい取り組みは、地域で頑張る会社さまがうまくできないことや考えなきゃなと思っている課題を気軽に相談に来れる場所を提供すること。そしてそんな仲間が繋がり、お互いに学べる学び舎のような、大人の隠れ家のような、そんな他にはない独特の居心地を帯びている場所。
デジタルの時代にアナログを強化したり、打合せと言えばオンライン、が足早に常識化しているこのご時世に喜んで訪問したり、そんな「逆をいく」ということを一つの裏コンセプトとして掲げている文字と行が求めるのは、なにもかもが整備された駅近のきれいでおしゃれな空間や環境よりも、ちょっと不便だけどなんか居心地が良いところ。そんな場所だからこそ、目的や想いがないと集まれない、そんな自分たちだけのここにしかない隠れ家になればと。
はて、それってどんなん?
実はこの度のリノベ、代表からは、
「好きに考えてやってみてよいよー」
と言われている。想像せねば、決断せねば。
「学び舎かー、隠れ家かー」
学び舎なんて、若かりし頃に日々を過ごした校舎か駅近にある大人になってから通えるスクールしか浮かばないし、隠れ家にいたっては美味しいご飯を出してくれるがお店のイメージ。
不便よりはそりゃ便利が良い、、といっても、
古いものはそのまま残したいし、何不自由ない環境というより、ちょっとクセがあったり少し過ごすのにコツがいる、の方が私的には好みだったりする。
そんな話をトリムソウさんにぽつりぽつりと相談していると、
「実際に学校で使われていた引き戸のステキな扉があったよ!」と取り寄せてくれたり、鶴舞の文字と行で使っていたお気に入りの小窓も再利用する案を教えていただいたり、アイテムひとつひとつを活かした空間を一緒に考えてくださいます。
そんな引き戸は
「昔ながらの出入口プレートが付いたままだけど、ま、実際出入口だもんね!」とそのまま採用。
金具がついたままだったり鍵穴になっていたところがぽっかり空いていたり。
それもすべて、どこかで使われていた歴史が刻まれていて愛おしさが溢れています。
どのガラスもお気に入り。
もっともグッとくるのは元々あった欄間のガラス、実家にあったものと同じ柄で、懐かしくてたまりません。
私たちもトリムソウさんも、これは活かすの一択ですよね!と言いながら、壊さずに新しい空間を作っていく作業が進みます。
あと1週間もあればできあがる拠点「神田町ビル」。
でも、ここからがスタートです。環境も使う人が一緒に育てていけるようにしたいので、まだまだ変えていける場所も満載。
さあ、あと少しで引越しだ!
トリムソウさんをはじめ、中小企業診断士の方々や文字と行を気に入ってくださる仲間の方々ともいろいろな話ができる機会になり、皆さまのことももっと好きになれた良い時間。
本格的に始動するのは来年の4月の予定。
とはいえ、ぜひ皆さま、お近くにきたとき、少し喋りたいとき、美味しい日本酒が飲みたいとき、一声お声がけくださいませ。
TRIMSO-トリムソウ-
古いものを活かしたリノベーションやオーダー家具も素敵な内装屋さん。
使い古した木の破材までも大事にリメイク。ビンテージの家具も素敵で、タイル使いもとってもおしゃれ。
春日井に構えている店舗は一度入ったらもう、魅力的な家具しかなくてあっ!という間に数時間経ってしまう楽しさ。
ぜひ一度行ってみてもらいたいおすすめの家具屋さん!