「うん、ダサいかも。」
2021.08.24
わたしたちの社内では、繰り返し耳にする言葉がいくつかあります。
「想い」「文化」「醸成」…そして「ダサいかも」。
「うん、ダサいかも。」
のフレーズのみ耳にすると、あまり印象が良くないかもしれません。
しかし、この「ダサい」のラインは文字と行にとって、非常に非常に重要なのです。
代表の口癖でもあるそのフレーズは、
デザインなどの見た目に関することには、ほとんど言われることはありません。出現するのは、毎日やろう、と社内で共有した決まりごとを疎かにしてしまったり、ちょっと気遣いやこだわりが足りていないときなど。
例えば調べごと。
ある案件で、少し気になる何かがあったとします。
「ま、今後のために、調べてまとめといてー」と任させたことを、「すぐに何かが起こるわけじゃないし、、」と少しだけ後回しにして過ごしていると、案の定、時を待たずして他の案件で同じようなことがあったりするんです。
「あ、、すみません!」となる私に、
「あらー、ダサいじゃん」と。
ときには提出物で。
頭揃え、余白、行間、、、。
社名で「文字と行」を名乗っている手前、当たり前にできないとだねと入社以来教えて頂いている箇所。
正直、まだまだ当たり前にできるようになれません。後から見返すと、頭ががたがたとしていたり行間が空きすぎていたり。
(見つけるたびに、「あ~」と唸り、すぐ修正!)
「ちょっとダサいかなー」と。
仕事をしてて、うーん、、と感じるとき、
「これ、どう思いますか?」とか「これってダサいですかね?」
と聞くと、
「うん、ダサいかも」。
この会話の中にはいろいろな要素が含まれていて、
作業や成果物が全然ダメだから、というわけではなく、多くの場合は、「もう少しできるんじゃないかな」という期待の言葉でもあります。
(ただ何がどうダサいのか、というよりは、そもそも姿勢がダサい、と言われたようでだいぶ凹んだりもします、、笑)
文字と行の暗黙知でもある「ダサいかも」。
繰り返す中で、まずは自分の中でダサいかどうか、ものさしで測るようになりました。言動も提出物も、文字と行の人として恥ずかしくないものにしていきたいです。