日本の企業のうち小規模な企業さまは実に85%。
その中で文字と行が縁あってお会いできるのは、ごくわずかなお客さま。
初めましてと出会い、たくさん話を聞き、
魅力と強みと未来を一緒に考え、
広報をはじめ、ホームページやロゴ、冊子やチラシなど、心を込めたものづくりで精一杯お手伝いしていきます。
そして今もまさに、お披露目まで秒読み段階となったホームページのお仕事があるのです。
お客さまには少々お待ちいただき、社内でコツコツとデザイン・構築作業を進め、ついに先日テストページが仕上がってきました。
クライアント担当の私は、
お客さまの驚く顔を思い浮かべながら、1ページ1ページと、隅々まで、じっくりとしっかりと、確認していくのです。
そんな次の瞬間、
代表が背後から、お!出来上がってきたね、どれどれ、と覗く。
「ここ、ダメね」
「あら、ここも」
なんと、、秒でダメ出し。
文字のサイズ感と行間が曖昧になっているところにさくっと(いやむしろ、ざくざくっと)指摘が入る。
表示崩れや明らかなミスではない、細かい部分。
でもその指摘は正確。
というのも、
調整を入れることで、ぐっと読みやすくなるではないですか!
おぉ、、なるほどです、勉強になります。ぐっと良くなりました!!
と振り向くと、ひと言。
「愛情が足りてないんじゃないー?(笑)」
あぁ、なんてこった、愛が足りんと言われた。
あぁ、お待たせしているお客さまにこの仕上がりを早く見せたい!と、気持ちが逸っていた。思えば、文字と行のものづくりは、お客さまはもちろん、自分たちも存分に自慢したくなることが一つの基準。
ここは一度落ち着いて、ふう〜、と一息。
ここでのひと手間こそ、愛が問われる。
そう立ち返り、今まさに、二度目のチェック中。
文字行さんの仕事は、
いつもお客さまに寄り添い、
想いを欠かさず、コツコツ、パタパタ。
社長、愛情は溢れるほどあるんですっ!
と、今日も心で叫ぶ。